2016年04月13日

益子焼の器のこと

バイヤーのヒラヤマです。
先日、栃木県の益子町に行ってきました。

アンジェでも取り扱いをスタートした益子焼の器。

「和田窯」「つかもと窯」の2つの窯元さんの器を取り扱っていますが、
まずはそのうちの1つ、和田窯さんのことを。

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「和田窯」は、伝説の陶芸家といわれる、
合田好道(ごうだよしみち)先生が昭和56年に創設した、合田陶器研究所の建物を引き継ぎ、
弟子であり一番の理解者であった、和田安雄氏が新たに開いた窯です。

その後、平成19年に、昭和49年創業の陶器ギャラリー「陶庫」と合併し、
日常に使いやすく、時代に合った器作りをしています。

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益子町のメインストリート、城内坂通りの入り口にあるのが、
陶器ギャラリー「陶庫」です。

ギャラリーの中には、和田窯の器を始め、数十人もの作家さんの作品が並んでいました。

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和田窯の器は、すべて益子の伝統の釉薬を使って作られていて、
単色だったり、伝統釉薬を組み合わせて作ったり、
その色の組み合わせは、どれも相性が良く、
たっぷり時間をかけて選ばれるお客様が多いんだとか。

まずは形、そのあとに釉薬の色、
料理を盛ったらどんな感じかな、持っている器との相性はどうかな・・・
と、私もゆっくりと選ばせていただきました^^


益子の伝統釉を2種類使った、上の画像のツートンカラーの器がとても印象的でした。
内外でツートンになっているものと、左右でツートンになっているものがありますが、
実はこれ、同じように見えて、作る手順・手間が異なるそうです。

左右でツートンになっている器は、
成型後に素焼き、2種類の釉薬を塗って本焼きという流れで作りますが、

内外でツートンになっている器は、
素焼きのあと、外側の釉薬を塗って焼いたあと、内側の釉薬を塗ってもう一度焼きます。

このとき、お互いに色がうつらないように、釉薬を塗らない部分に蝋がけをします。
(これを蝋抜きといいます。)

単純に焼く回数が1回増えるため、その分手間がかかります。
そのため値段も異なるんです。

三彩椀も、この丸紋を描くのが、実はとっても難しい職人技だそうです。
話しを聞くと、その器により愛着が湧いてきます。

アンジェでも取扱いが増えてきた、日本の器。

器の作られる背景や、作り手さんの想いなど、
たくさん伝えられると良いなと思います。
posted by アンジェ at 10:00| Comment(0) | バイヤー:ヒラヤマの日記